宝塚記念を振り返り…

 予想の方は見事に撃沈してしまいました。(苦笑) 井崎修五郎は見事に馬単を1点で的中してましたね!?(それも2週連続で!?) 勝った△スイープトウショウはスタートも上手くいき、道中も前過ぎず後ろ過ぎず絶好の位置に着けて、これを見たウチは「これは(勝ち負けに)着そうだな… この馬の末脚なら、完璧にゴール前で差し切れる絶好の位置じゃん!?」って唸ってましたが、直線では途中で先頭に立った○ゼンノロブロイや△リンカーン交わし、直線勝負に賭けた△ハーツクライの追撃しのいで、結果は着差以上の完勝でしたね!!
 やはり前走の安田記念2着は伊達じゃなく、スタートさえマトモなら強烈な末脚で差し切れる事を、歴戦の牡馬相手に証明しましたね!! 『安田記念2着→宝塚記念1着は、99年のグラスワンダー以来』で、牝馬では初めてのような気もしますね。(『牝馬天皇賞春2着→安田記念2着→宝塚記念2着は、93年のイクノディクタス』がいますが。) 全く素晴らしい牝馬ですね!! 同期の牝馬GⅠ馬のダンスインザムードダイワエルシエーロが大スランプなだけに、完全にスイープが抜け出した感もありますね!! 
 一方本命馬達は、◎タップダンスシチーは完全な早仕掛けだけでなく、仕掛けて時の行きっぷりの悪さは、力の衰えを垣間見たような気も… ○ゼンノロブロイは、4コーナーで目の前に居た△コスモバルクが、バテて下がってきた影響を受けてリズムを崩し、さらに休み明けの影響か思った程に伸びず、3着まで。 藤沢和雄調教師は、『2年前のシンボリクリスエスでの、同じ失敗』を全く生かしきれてなく、調整過程を変えてもまたも同じ失敗をしてしまった感もある。 確かに馬は生き物であり、分からないものではあるが、リーディングトレーナーの彼としてはちょっと……という気もするがどうだろうか? この後の海外遠征を考えての仕上げ方なら、休み明けで勝てないロブロイは、ただ単に『それだけのレベルの馬』なんであろう!!(苦笑) 次のユタカが乗る海外でのレースでは、まぁちゃんと仕上げてくれるでしょうね!!
 ▲のアドマイヤグルーヴは、残念ながら母エアグルーヴとは違い、完全に牡馬相手では力不足であり、去年の秋の状態(天皇賞秋3着→エリザベス女王杯1着)の時ならまだしも、現状では1枚も2枚も力が足らなすぎ!! 今後は『エリザベス女王杯3連覇』を目指すだろうが、完全覚醒したスイープトウショウがいるだけに、今後も厳しい戦いになるであろう!!
 最後に、『もし、ファン投票2位のディープインパクトが、宝塚記念に出てたとしたら?』だが、チャンピオン牡馬達の歴戦の牡馬がこの程度なら、ハッキリ言って『ディープインパクトが圧勝する姿が、容易に目に浮かぶ』ね!! 秋のジャパンカップから、ディープと古馬の牡馬と初対戦するが、現状で『さらなる成長が見込め、完成に近づきつつある』ディープには、どうあがいても勝てないであろう!! 今の古馬の牡馬では、ディープに勝てる馬を見つけるのは、ハッキリ言って無理不可能だと思う。 今後の『ディープインパクトの長期時代を予感させる、宝塚記念だった』と思う。